不妊症・不育症のための妊娠しやすいからだづくり

スポンサードリンク

脂質とは:卵巣・卵子の老化を防ぐ食生活

脂質とは、水にほとんど溶けず、脂溶性溶媒に溶ける物質の総称で、人の体の中で代謝される物質をいいます。
脂質は、単純脂質・複合脂質・誘導脂質の3つの総称で、たんぱく質や糖質のように栄養学的に用いられ、脂肪は中性脂肪・コレステロール・脂肪酸・リン脂質の4つの総称(一般的には中性脂肪を指すことが多い)で生化学的に用いられます。

脂肪酸の分類

脂質の主成分は脂肪酸で、脂肪酸は肉類やバターに含まれる酪酸、ヤシ油の主成分であるラウリン酸などの飽和脂肪酸と種子油や青魚に多く含まれ不飽和脂肪酸があります。
不飽和脂肪酸は、オリーブ油に含まれているオレイン酸があり、血液中の悪玉コレステロール値を低下させるはたらきがあります。
飽和脂肪酸は、中性脂肪やコレステロールなどの血中脂肪酸濃度の上昇に関わるため、高脂血症や動脈硬化との関連が高いと考えられています。

必須脂肪酸とは

必須脂肪酸には、リノール酸、α‐リノレン酸、アラキドン酸があり、脂肪酸のうち体内で合成できないため食品から摂る必要があります。必須脂肪酸は細胞膜を構成するリン脂質の成分で細胞の機能の維持に欠かせません。必須脂肪酸の1日の必要量は、総エネルギー摂取量の3%程度と言われています。
必須脂肪酸が不足すると、疲労感、体力不足、皮膚の病気、頭の働きが悪くなる、炎症や出血が起こりやすくなる、不妊、流産、臓器の病気といった症状が現れる恐れがあります。特に、発育期のお子さんの摂取は大切です。

脂質のはたらき

脂質はエネルギー源だけでなくさまざまなはたらきがあります。

エネルギー源

脂質は最も重要なエネルギー源で脂肪は1gあたり9kcalのエネルギーを発生し、おもにエネルギー源になるのは単純志望(中性脂肪)であり、誘導エネルギーはエネルギーを発生しません。

身体の構成成分

脂質のなかの、リン脂質、糖脂質、コレステロールなどは、細胞壁の主要な構成成分で、リン脂質と糖脂質は脳や神経、肝臓などの構成成分です。

ステロイド化合物の合成

コレステロールは、アンドロゲンやエストロゲンなどの性ホルモン、副腎皮質ホルモン、ビタミンD、胆汁酸などの材料となります。

脂溶性ビタミンの供給源

脂溶性ビタミンの溶媒となり、それらを供給するはたらきがあります。

脂質の消化・吸収

脂肪は炭水化物やたんぱく質などと比べると消化しにくい栄養素です。
食事として摂取される脂肪は、胃に入り、十二指腸から分泌される胆汁で乳化されたあと、すい臓から分泌される消化酵素リパーゼが本格的に脂肪の分解を始めます。
中性脂肪は、リパーゼの働きによってグリセロールや脂肪酸やモノグリセリドに分解されます。グリセロールは小腸上皮細胞から吸収され、脂肪酸やモノグリセリドは胆汁に含まれる胆汁酸でさらに細かく乳化され、ミセルという小さな構造になって吸収されていきます。
吸収された脂肪酸、モノグリセリドはたんぱく質と結合して輸送準備が整えられます。この結合物をカイロミクロンといい、その多くはリンパ管へと吸収され全身へ運ばれます。

脂質の栄養所要量

脂質所要量は、総エネルギー摂取量に対する比率として表してあり、脂質の栄養所要量は、成人で1日に必要なエネルギーの20~25%、妊婦・授乳婦で20~30%ほどを脂質からとるのがよいといわれており、飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3を目安にするのが望ましいとされています。また、健康人では、n-6系とn-3系との比を4:1程度を目安としています。

脂質の過剰摂取と不足

食生活の欧米化にともない脂質の摂取量や摂取エネルギーに占める脂質の割合は増加傾向にあり、余った脂質は中性脂肪として主に脂肪細胞に貯蔵されるため肥満や脂質異常症、メタボリックシンドローム、動脈硬化などといった生活習慣病が問題となっています。
不足すると疲労しやすくなったり免疫力が低下したりします。また、ダイエットにより脂質が極端に不足すると抜け毛やお肌あれ、ホルモンのバランスが乱れ月経不順や不妊症のリスクもあります。

スポンサードリンク
スポンサードリンク