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卵巣周期とは:妊娠の基礎知識

卵巣には、卵子を産生する機能と卵巣ホルモンを分泌する機能があります。
卵巣で起こる周期的変化を卵巣周期とい、排卵を境にして卵胞期と黄体期に分けられ、それぞれ約14日間続きます。

卵胞期

卵胞期とは、卵巣周期の第1~14日までの時期をいいます。
卵巣の皮質には、原始卵胞が存在しています。卵胞期には、下垂体前葉からの卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌が増加することにより、15~20個の原始卵胞が発育を始め、一次卵胞、二次卵胞、胞状卵胞、成熟卵胞(グラーフ卵胞)まで成熟します。
月経周期の6日頃には、片側の卵巣の1個の卵胞のみが急速に成熟し始め、他の卵胞は退化していきます。この退化していく卵胞を閉鎖卵胞といいます。LH分泌も少量あるので、内卵胞膜が形成され、少量のエストロゲンの分泌を認めます。卵胞の成熟に伴い卵胞からのエストロゲンの分泌量が急増し、子宮内膜の肥厚が始まります。

排卵

排卵は、卵巣周期の第14日ころに起こります。
排卵期の直前にエストロゲン濃度が上昇し分泌のピークを迎えます。
エストロゲン濃度が高値で維持されると、視床下部に正のフィードバックが作用して、ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)の分泌を増加させ、LHの急激な分泌を増加させます。これをLHサージといい、このときFSHは分泌量はLHと同様にピークにありながら、エストロゲンの負のフィードバック作用により、LHより少なくなっています。
周期の14日ころに、LHの作用によりグラーフ卵胞が破れて、卵子が腹腔内に放出され、これを排卵といいます。排出された卵子は卵管采に吸い取られ、卵管内膜の縦毛運動により子宮の方へ運ばれます。

黄体期

黄体期は、排卵後から第28日までをいいます。
排卵の後、残された卵胞は顆粒細胞とよばれ、LH(黄体形成ホルモン)の作用により、細胞間に血管が入り込んで、毛細血管網が形成され、黄体が形成されます。
黄体からはプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌され、子宮内膜から粘液を分泌させます。エストロゲンの分泌も再び起こり、第二のピークを迎えます。
黄体期になり、急激に分泌量が増加したプロゲステロン、エストロゲンによる負のフィードバック作用により、下垂体前葉からのLH、FSHの分泌量は減少していきます。黄体は、受精しないと退縮し、白体となり消失します。
卵子が受精して着床すると、妊娠黄体とよばれ、分娩まで維持されプロゲステロンを分泌し続けます。

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